■ ID
| 1308 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| Estimation of the damage area due to tropical cyclones using fragility curves for paddy rice in Japan |
■ 著者
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Yuji Masutomi
埼玉県環境科学国際センター
Toshichika Iizumi
(独)農業環境技術研究所
Kiyoshi Takahashi
(独)国立環境研究所
Masayuki Yokozawa
(独)農業環境技術研究所
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■ 出版元
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■ 出版年
| 2012 |
■ 誌名・巻・号・年
| Environmental Research Letters, Vol.7, 014020, 2012 |
■ 抄録・要旨
| 熱帯低気圧による作物被害面積の推計に関して、フラジリティー曲線を利用する方法を提案する。フラジリティー曲線は外力の大きさと被害確率の関係を示した曲線で、自然災害に対する建物被害の推計によく用いられる。本研究では、この手法を日本の水稲に対する台風被害面積の推計に応用した。水稲の台風に対する脆弱性は、生育時期により異なることが実験的にわかっており、本研究ではフラジリティー曲線が生育時期により変化すると仮定した。1991年から2007年までに日本に上陸した42の台風に関する被害データを元にフラジリティー曲線を導出した。導出したフラジリティー曲線を用いて被害推計を行うと、特に大きな台風に関しては、精度よく被害面積を推計できることがわかった。また導出されたフラジリティー曲線により水稲の脆弱性評価を行うと、出穂期において台風に対し最も脆弱であることが示された。実際の統計データとモデルを用いてこれが示されたのは初めてである。
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